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おもしろ薬辞典⑲レシカルボン座薬


 久しぶりに便秘に悩んだ。硬便がでなくてトイレで冷や汗をかいた。そのときふと昔、外科にいたときによく処方していたレシカルボン座薬を思い出した。「そうだ!レシカルボン座薬だ」と思って、近くのドラッグストアに飛び込んだ。便秘コーナーの陳列棚をくまなく探したら「あったあった、レシカルボン座薬のOTCだ」。おもわず10個入の「新レシカルボン座薬S」を買った。

 箱には「炭酸ガスが便通を促す」と書いてある。「え~レシカルボンに炭酸水素ナトリウム(重曹)が入っている」なんて知らなかった。効能を読んでみると、主成分である炭酸水素ナトリウム(重曹)が肛門内で水と反応して「炭酸ガス(二酸化炭素)」を発生させるという。おそるおそる肛門内に差し込んでみると、ぷちぷちとアワがでて、ちょっとおしりがなま温かくなる感じだ。

 そして挿入して10分も立たないうちに急に便意を催した。直腸内で発生した二酸化炭素のガスで直腸内圧があがって、排便反射を誘発したのだ。おかげであっというまに硬便が飛び出してきて、一件落着した。

 レシカルボンの名前の由来は以下だ。カルボンは重曹のソウジウムカーボネイトから来ている。レシは解放するという意味のリリースから来ていると言われている。おしりに入れるとシュワっとガスが発生して、おしりがもぞもぞして硬い便がガスと一緒に噴出するというスグレもののOTCだ。

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