
米国に1980年代後半にニューヨークに臨床留学していたとき、病院実習の前の研修で、病院の院内コードの一覧を見せてもらったことがある。院内放送で流すコードだという。
コードブルーは今では日本でもよく知られている。患者の心肺停止のときに緊急対応チームを集めるときの院内コードだ。なぜコードブルーかというと医者が青くなるからだ。コードブラックというのもある。院内の暴力や不審者に対して防犯部門に召集をするときのコードだ。ERに大勢の患者が押し寄せてERがパンクしそうになるとき、院内応援を呼ぶときのコードとしてもつかわれる。
コードピンクと言うコードもある。院内でピンク色をしている患者を思い出してほしい。赤ちゃんだ。新生児室での緊急事態で招集するコードだ。新生児の緊急対応を行うためのコードだ。場合によっては新生児の誘拐の時にも使われる。
そのほか、コードレッドは火災、コードシルバーは武器所持の不審者の侵入の際のコードだ。これらの院内コードは病院によっても違うと教えられた。
さらにこうした緊急時にコードの院内放送を要請する内線電話番号も決まっている。それは99や999だ。覚えやすいし、押し間違え少ない。ちなみに米国で救急車を呼ぶ電話番号は999だ。
日本でも様々なコードがある。スーパーマーケットでの万引きコードは100番だ。万引きがあったとき、「100番お願いします」で防犯担当者が現場に集まる。デーパートなどでの迷子は「300番」だ。
駅の人身事故のコードは「安全確認」や「旅客支障」だ。それぞれの業界ごとにこうしたコードが取り決めされている。
