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連休明け外来


 5月の連休明け外来は恐ろしく混んでいた。連休中に具合の悪くなった患者さんが外来に押しよせて来たからだ。まずピロリ菌除菌のためボノサップを服用して薬剤性肝障害を起こして服用中断した患者さんが、再度除菌希望で来院された。まず原因となった薬剤を特定するためDLST(薬剤リンパ球刺激試験)を行うことにした。これで原因薬剤を突き止めて、二次除菌薬を選択することにした。

 つぎに失神発作でこられた女性、連休中の暑さによる熱中症かと思ったが、血液検査をしてビックリ。ヘモグロビンが6g/dlしかない重症貧血で、HbA1cが9%もある。ご本人は至って元気で月経過多で婦人科受診をするという。糖尿病も未治療だ。まずは貧血の治療が必要だ。HbA1c高値は重症貧血による見かけの高値かもしれない。

 さらに高齢女性で下肢浮腫の患者さん、やはり血液検査で貧血がある。この方は骨髄異形成症候群で輸血歴もある。下肢浮腫はDダイマーが2.8なので下肢エコーを行うことにした。そのほか連休中の家族トラブルで心窩部痛の若い男性、それまで安定していたHbA1cが突然上がった糖尿病の男性など、次から次へと患者さんが絶え間なかった。外来が終わったのは2時過ぎだった。

 毎年の連休明け外来の恒例行事だ。

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