
今朝の衣笠病院のチャペルの礼拝の聖句は「青銅の蛇」だ。青銅の蛇は、旧約聖書の「民数記」21章に登場する。イスラエルの民が荒野で神に逆らった際、神が毒蛇を送って人々を襲った。そこで民が救いを求めると、モーセは神の指示に従い、青銅で蛇を作り旗ざおの上に掲げた。この蛇を見た者は毒蛇にかまれても命を永らえることができた。
こうした逸話から、青銅の蛇は医療や治癒や再生の象徴として扱われている。蛇は脱皮し新たな生命を得ることから治癒や再生のシンボルとなっている。
同じようにギリシャ神話に登場する「アスクレピオスの杖の蛇」は、現代にいたるまで医療のシンボルとして用いられている。
世界保健機関(WHO)のシンボルにも使われている。