
2013年の雑誌インタビューで、著者が「後発品のシェアは2025年に約90%を目指すといい:日経DI(日経DI 2013年11月号)」と述べた記事がでできた。自分でもびっくりしたが、その予言は当たっていた。すでに2024年に健保連の後発品シェアは90%を超えている。また協会けんぽの後発品シェアは89%と90%に接近している。
12年前の予測が当たるなんて、何とも言えない気分だ。そのため最近では出版する本の前書きには、預言者の言葉を引用することにしている。この7月に出版する「2025―2040 変わりゆく医療のアウトライン」医学通信社では、前書きに預言者エレミヤ(図)の言葉を引用した。エレミヤは旧約聖書に出てくる預言者だ。バビロン捕囚の悲惨な将来を予言する。2040年、待っているのは悲惨だがしかし平安という世界だ。
このエレミヤの言葉を教えてくれたのは、沖縄のオリーブ山病院の田頭先生だ。2024年夏に沖縄でアジアキリスト教病院協会の集まりのときだ。「こんな本を書いていますが、何かふさわしい聖句はないでしょうか?」と尋ねたら、「それはエレミア書」だと即座に教えてくれた。