エッセーの投稿
今年の夏は猛暑日の連続だ。そんな中、外来にかかりつけの50歳台の女性がやってきた。週末に熱中症から横紋筋融解症になったという。早速、電子カルテで受診した日のカルテを見た。血液検査値でクレアチニンキネ…
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「メメント・モリ(memento mori)」はラテン語で、「死を想え」すなわち「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」という意味の警句だ。古代ローマでは、凱旋する将軍の背後で奴隷が「あなたも死ぬ人間…
昨日の衣笠病院の朝の礼拝の聖句はコリント人への手紙第一13章1〜3節だった。 たとえ、私が人の異言や、御使いの異言で話しても、愛がないなら、やかましいドラや、うるさいシンバルと同じだ。 また、たとえ…
昨日の衣笠病院の朝の礼拝のテーマは「断食」だった。ルカによる福音書5章33~39節では、断食についての問答が描かれている。この中で、人々はイエスに、「なぜあなたの弟子たちは断食をしないのか」と問いか…
阿部志郎先生は衣笠病院グループの元理事長で、現在は相談役を務めている。今年99歳になられた。今だに背筋をピンと伸ばされて、かくしゃくとされている。著者が6年前に衣笠病院に赴任した時ご挨拶をしたら、「…
アーネスト・ヘミングウェイは1917年ころカンザスシティ・スターという新聞社の見習い記者をしていた。カンザスシティ・スター紙は、アメリカ中西部を代表する地方新聞社の一つで、特に地域のニュースや出来事…
高校生の時の英語の教科書クラウンに載っていたキャサリーン・マンスフィールドの「風が吹く(the Wind blows)」が好きだった。その短編は以下の冒頭のシーンから始まる。 “Sudd…
2010年ごろ長野県諏訪郡富士見町にある富士見高原病院の古い結核病棟を見学したことがある。富士見高原病院は1926年(大正15年)に富士見高原療養所として設立された。八ヶ岳山麓の高地での結核療養を主…
今日8月15日は終戦記念日。衣笠病院の朝の礼拝で赤松牧師が選んだ聖句は「哀歌」(旧約聖書第3章の20節から33節)だ。「苦渋と欠乏の中で貧しくさすらったときのこと」を思い出しつつ、その中から生まれる…
今、製薬業界がニトロソアミン問題で揺れている。発がん性のあるニトロソアミンが医薬品製造過程や保管過程で発生するという問題だ。 日本でニトロソアミン問題が知られるようになったのは2018年である。2…
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