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Think globally, act locally


Think globally, Act locally」という言葉は、1990年代初めにJICAの専門家派遣でインドネシアやマレーシアに行ったときに、よく聞かされた。国際保健に携わる者の合言葉にもなっている。

 この言葉は「地球規模で考え、地域で行動する」と訳されている。この言葉の由来には諸説あるが、どうも自然保護や環境保護活動家が言い出した言葉らしい。自然保護や環境問題は、地球規模で考えることが必要なテーマだが、実際に行動を起こすのは地域レベルだというメッセージだ。

 これは医療や介護でも同じだ。たとえば、地域医療構想や地域包括ケアシステムへのアプローチは、国レベルの知識やガイドラインを活用しつつ、地域特有のニーズに応える形で実行するということだ。

 最近では、Think globally, Act locallyに加えて、Perceive Indivisually という言葉を付け加えるようになった。つまり「グローバルに考え、ローカルに行動する、そして自分自身で感じ受け止める」ということだ。つまり自分事にすることが大事だということだ。

 

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